東京

作成
2025-06-18
更新
2025-06-18

ここ数年、寄せては返す東京への秋波の波は何か。 単純にこの街の商売に飽きつつあるのだろう。 昔やっていた東京のエンタメの仕事を懐かしく思うのは、やはりそのやってきた仕事たちがエンジョイでエキサイティングだったからだ。 この街に戻ってきてからやっている仕事は、できるからやっている、という気持ちであるのは違いない。 一応ここ一年ほど東京の会社からの案件も請け続けているはずなのだが、その案件で別にワクワクしたりしないのは、特にエンタメの仕事ではないできるからやっている仕事だからなのだろう。

とはいえ、ならばやりたい気持ちベースでやりがい搾取な低報酬仕事を今更請けられるかというとそれは無理な話で、できることベースで軽負荷で稼げる仕事がやりがい仕事に勝るのはもうポイントオブノーリターン。生活の金が、今は何よりも優先されるし、そこまで魅力を覚えるやりがい仕事ももう存在しない。 いい塩梅で東京の仕事に関われるといいのにね。

最近、東京の最前線で働く友人たちに連絡したけれど、そっけない対応で寂しい。仕方のないこと。彼らの世界と私の世界が一瞬交わった、あの5年前の時間が奇跡だったのだと思う。

あの瞬間しかなかった出会いたちに、私の脳は焼かれている。