V
20代のキャリアは期せずしてバラエティだったし、30代は期せずしてスペシャリティになってきている。問題は私のスペシャリティが端的に表現できないこと。
S
読解力なのかなと昨晩寝床で思っていたが、今朝読んだ「思考の整理学」を読むに、触媒力なのかなとも思う。ただ触媒力と他者に言っても意味が理解できないと思うが。
二次創作力。一次情報を集めて組み合わせて編纂する力。
課題解決力。ただ自分ひとりで解決することは基本的にない。
Zxxxの専門家、はわかりやすいが、ニッチ過ぎる。ニッチ過ぎて需要はあるが。ニッチで具体的な方が市場はあるんだよな。抽象度の高いワードの専門家になれないのは私の弱点だと理解している(プログラミングの専門家だとか人材育成の専門家だとか)。
例えば「生成AIの専門家」を名乗るとしよう。今それを名乗る連中は大勢いて、自分より専門性が高い連中が圧倒的に多い。その市場で専門家でございと名乗ったとして、自分が埋没しないタイプかといえばそんなことはない、当然埋没する。だから私はいつももう一階層か二階層下まで絞り込んだ、プレイヤー数がもう少し減る市場を選択してきた。その方が埋没しないから。そういう戦略なのだ。
IT・WEBの専門家であるといえばまあそれはそうかもしれない。20代の後半からはずっとこの分野でやってきている。ただ元々は自分はカルチャー側の人間だった。そう思うと、今となっては死語だがマルチメディアの専門家は割としっくりくる。「メディア」という単語が私は好きだ。
いまこういうキャリアに至っていることの原点は、パソコン・インターネット少年だった過去による。そういう意味では「パソコンの専門家」かもしれない。パソコンを使うことならまあなんでもできるだろう、というのが独立の原点でもある。
DXの専門家は違和感がある。Xをトランスフォーメーションと読む謎センスが嫌いなのは前提として、自分自身がデジタルネイティブなのでそもそもトランスフォーメーションを経験していないのが大きい。デジタルが当たり前。
O
スペシャリティはだいたいわかってきた。これから迎える40代でのオリジナリティは何を出していくのだろう。
「自立人間のすすめ VSOP人材論」によれば
キャリアVSOP論の原典にあたって調べた。
人間の能力
心理学者の本明寛による、人間の能力の3つの側面
- 知的能力
- 技術的能力
- 態度的能力
VSOP
- V:Vitality…態度的能力のうち、積極性、活動性、自律性、持久性
- S:Speciality…技術的能力。仕事上の技能・技術、それに関連する知識
- O:Originality…知的能力。先見性、理解力、分析力、判断力、計画力、コンセプチュアルスキル。この人ならではの独創性、持ち味を発想・企画・表現・行動・人間関係に活かす
- P:Personality…態度的能力のうち、協調性、慎重性、自己信頼性、共感性、指導性、規律性、感情安定性、従順性、自主性、ヒューマンスキル。人柄や性格に関係するもの
キャリア・プラン
- A期(20-27歳):V計画
- なんでも見たり聞いたり行ったりの経験主義に挑戦する
- B期(28-34歳):VS計画
- 専門家をはかり自分の適職を発見する
- C期(35-42歳):SO計画
- 専門分野に近接した知識・技術の習得を進め、専門の幅と厚みを広げる
- D期(43-49歳):OP計画
- 後進育成。そのために必要な人望・コネ・社会的信用の獲得
- 43歳前後でキャリアに一応の結論を出す。このままの路線か、新たな路線への挑戦かの確認・再設計
- E期(50-57歳):P計画
- 大局的な状況判断、決断力
- 老いを活かした、専門性よりも全人的なパーソナリティによるリーダーシップの発揮
キャリアに並行するライフ・プラン
- 財産づくりの計画
- 人脈づくりの計画
- 趣味の習得計画
- 体力づくりの計画